♦️シンハライト(3歳牝・栗東 石坂)
父・ディープインパクト
母・シンハリーズ
(5.1.0.0)オープン
11/16 引退
「ここまでは体調を整える意味もあり、脚元に負担のかからない最低限の運動を行いつつ様子を見てきました。そのうえで先週末にエコー検査を行ったところ、残念ながら目立った良化を見て取ることができませんでした。時間が経過する中で良化が確認できるのであれば予後についても明るい見通しが立てられるケースもあるのですが、それは叶いませんでした。能力が高いが故、脚元にかかる負担は通常の馬以上になることを踏まえると非常に厳しい状況にあると言えます。まだ3歳と若く、年単位の期間を休養に費やしてでも復帰させてあげたい気持ちもなくはないですが、怪我をする前と同等のパフォーマンスを期待することは酷とも思えますし、何より大きなリスクが伴うことを考えると引退を決断せざるを得ませんでした」(早来担当者)「先日も牧場に状態を見に行ったところでしたが、先週末の再検査であまり良化が見られないとのことでした。無事だったらこれからどれほどの活躍をしただろうか…と思わずにはいられませんし、400口分、たくさんの会員の方たちの思いを乗せていることを考えても、故障という結果になったことは心から申し訳なく思います。ただ、故障した以上は無理をさせてはいけない馬ですし、本当に強いまま、その輝きを失わないまま牧場に返せたことについては、少しだけホッとしています。ここまで多大なご声援をいただき、ありがとうございました」(石坂師)数センチ差に泣いた桜花賞、絶望的な位置から突き抜けたオークス、4角ほぼ最後方から圧巻の末脚を見せたローズS…。小柄で可憐な馬体にF1のエンジンを積んでいるかのような圧倒的なパフォーマンスで、わずか6戦とは思えないほど濃密な戦いを見せてくれました。屈腱炎を発症した後も牧場サイドは復帰への道を懸命に探ってくださっていたところでしたが、再検査で思ったような良化を辿っていないこと、また復帰後も再発の危険にさらされることなど総合的に判断し、石坂正調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、近日中に競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
ちょっと前になりますがシンハライトの引退が発表されました。
覚悟はできていたのでそこまでショックはないんですよね。ケガが分かった時のショックに比べれば…「ようやくきたか」という感じです。
思えばシンハライトは10年間未勝利だったキャロット最後の賭けとして申し込んだディープインパクト産駒。2頭に絞ったうちの1頭で結果としては大当たり。
新馬戦を快勝し「新馬を勝った馬はG1に出れる」という我が愛馬會のジンクス(ロードアリエス・ティアーモ)を継承してくれました。2歳戦は新馬のみで年明け紅梅Sをハナ差勝利、その後チューリップ賞と連勝し、はじめて馬券(単勝)を買った桜花賞でハナ差負け…。
一番人気で挑んだオークスは他馬に迷惑をかけてしまったものの最後ひと伸びで快勝。休み明けローズSもお決まりのハナ差で差し切り、6戦5勝(重賞3勝)という素晴らしい成績を残してくれました。欲を言えば…という気持ちもなきにしもあらずですが、それを言い出したらキリがないので今は本当に「お疲れさま」という気持ちが強いです。
今後はお母さんとして子供に出資できる日を楽しみにしつつ…